第十二回、誰かさんのファンタジー講座『ファンタジーの強み!その3』

2
3

ファンタジーとミスリードは、恐ろしく相性が良いです。

読者が唯々諾々と受け入れざるを得ないという事は、騙したい放題って事です。

実は、ファンタジーというだけで、ミスリードできちゃいます。

つじつまだって、上手くすれば気にしなくても大丈夫にできます。

だって、ファンタジーですから。

ミスリードが簡単にできるという事は、落ちの落差も大きくできるという事です。

ミスリードを使ってどんな話が作れるか、知恵を絞ってみて下さい。

メルヘンは、小さなエピソードを積み重ねるのに向いています。

最初に伏線を張り、ちょっとずつ話をそらしていって、読者が忘れたころに回収する、とか。

夢が膨らみます。

SSの技術って、読者との心理戦っぽいのばかりでしょ?

読者の事を想像しながら書く、それがSSなのです。

最初は、相性の良いミスリード。

やがては、ファンタジー以外にも作風を広げてください。
その他
公開:18/11/29 18:04
更新:18/11/29 18:17

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容