第七回、誰かさんのファンタジー講座『伏線(以下略)、その4』

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普通に伏線を回収して、何気ない一言を落ちに変える事もできます。

では、なぜ真っ当な伏線ではなくミスリードをおすすめするのか?

それは、ファンタジーとミスリードは、恐ろしく相性がいいからです。

相性がいい理由は、後ほど説明するとして、まず、誤誘導するにしても闇雲というわけにはいきません。

発想の飛躍の場合は、ちょっぴりジャンプ、その反対側に読者をミスリードし、トータルで大きくジャンプ。

落差も同様、ちょっぴり低くしておき、読者を崖の上まで案内して突き落とします。

ミスリードとの関係性がわかったでしょうか。

さて、先にここで知っておいてほしいのは、落差の仕組みです。

落差はどんな時に生まれるのか。

「持ち上げて落とす」だけではありません。

「安心、不安」「強い、弱い」「謎、理解」、様々な要素で生まれます。

SSの基本のひとつなので、ぜひ気に留めておいてください。

つづく
その他
公開:18/11/27 02:43
更新:18/12/01 15:23

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