第六回、誰かさんのファンタジー講座『伏線(以下略)、その3』

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伏線、まだ必要最小限に過ぎません。

伏線の本番はこれからです。

落ちは、落ち単体よりも、伏線のアシストがあった方が遥かに効果を発揮します。

落ちをアシストするタイプの伏線『ミスリード、落差、発想の飛躍』を意識して使ってみて下さい。

落差は、絶体絶命の場面でのんきなセリフを言う、上げて落とす、など、ギャップの事です。

発想の飛躍は、読者の想定を超えるかけ離れた連想の事を言います。

いずれも比較する二つの事象が必要なので、前もって伏線を張って準備しなければなりません。

そして、ミスリードです。

ご存知だと思いますが、読者を誤った解釈に誘導するための伏線です。

最初、読者はAだと思っていて、結論もAだったとしても、一旦Bだと思い込ませることができれば、何も起こっていないのに…

という事です。

特別な落ちがなくても、ミスリードさえできればSSが書けちゃう訳ですね。

つづく
その他
公開:18/11/27 02:42
更新:18/12/01 15:23
落差と発想の飛躍は 私が勝手に名付けたので ちゃんとした専門用語が あるかもしれません

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