No.76  厄落とし

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明日の朝一まで、どうしても厄を落とさなければ・・。

スマホが鳴る。

「もしもし〇〇〇?わたし、わかる?」

懐かしい声。聞き覚えがあるが、電話番号が表示されていない。

「どちら様ですか?」

「〇〇〇でしょ」

僕のあだ名を言ってくる。

思い出した。小学校の時の初恋の相手だ。

タイムスリップした感じで、話がはずむ。

「そういえば、〇〇〇、厄年でしょ!」

さっきまで覚えていた『厄払い』を明日やってもらわねば・・。

話は更にはずんでいく・・。

僕は待ったをかける。でも相手は押してくる。「いいじゃない・・」と。

彼女は断念する。「わかったわ。あの時と同じね」

意味深げな言葉を残し電話が切れる。

翌日、厄払いに行く。受付で、あなたの年齢は既に63才になっているので厄払いはできないと門前払いされる。
仕方なく初恋の相手に電話してみる・・その後・・とんでもないことが起こった。
ミステリー・推理
公開:19/02/01 23:00
ヒント 次の厄年は 二つ並ぶ数字を足して 6になれば厄年 06 24 42 60

ゆっち( 北海道 )

星新一さんを尊敬しています。ショートショートが大好きな気持ちは永遠です。
 

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