さくらとマーガレット

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「ねえ、あなた名前は?」
「・・さくら」
「さくらちゃん?とってもいい名前!」
青い目をした少女がにーって笑った。
私もつられて笑った。
「わたしのことはメグって呼んで。マーガレットを短くしてみんなそう呼ぶの」
「メグちゃん?わかった」
ずっとひとりぼっちだった私に初めて友達が出来た。
「ねえねえ」
え?
「お母さん!」
あ、夢・・か。
さくらはいつの間にかうたた寝していたようだ。子どもの頃よく一人で遊んだ公園のベンチはひだまりの匂いに包まれていた。
はあ。まさか夢に異国の少女登場とは。でも何だろうこの懐かしい感じ。
「お母さん、ちゃんと見てて」
娘のめぐみが滑り台にあがる。
「はいはい」
あはは。私もよく遊んだわあれで。にしても滑り台、今見ると小さすぎっしょ。
「さくらちゃんが大きくなったんだよ」
えっ?
振り返ると、雑草だらけの花壇に一輪のマーガレットが真っ白な花を咲かせていた。
ファンタジー
公開:18/02/11 00:25
更新:18/02/23 13:06

松山帖句( 松山城の麓 )

松山はええところぞなもし。だんだん。

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