犯人は二人 名探偵の先生と助手のハチ

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クマのベアトリスが先生に殺されていました。

「折角の雪だから不可能犯罪を演出してみた」

数メートルに渡り足跡の無い新雪に、そこだけ赤い血(代わりの苺シロップ)に染めて、ぬいぐるみが横たわっています。

「昨日買ったシロップはこのためですか」

てっきり雪を召し上がるのかと…

「どうだいハチ、絵に描いた様な不可能犯罪現場は」

「確かに、雪と言えばこれは外せませんよね」

「ハチにこの不可能犯罪の謎が解けるかな?」

「いくら私でもわかります。現場写真を撮ったなら、かわいそうなベアトリスを助けますよ」

先生は、ハイハイと言いながら新雪を踏み分けてベアトリスを拾い上げると、血のりを染み込ませた服を脱がしてから、彼女を私に投げ渡しました。

「ナイススロー」

先生は笑顔で、

「ところで私の推理では、事務所からスプーンが持ち出されたと思うのだがね」

「うぅ、その犯人ならわかってます」
ミステリー・推理
公開:18/01/28 19:00
更新:18/01/30 04:09

誰か

心楽しい読書になりますように。

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