No.61 推敲と校正

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娘が感想文を一生懸命書いている。徹夜でだ。

『お父さん、そんなに文章変えたら親の入れ知恵とバレちゃよ』
   
『大丈夫、校正だから』

作家である父親は娘の頑張りを補助するため、校正する。実際は校正の意味を間違え夢中になって推敲を続けている。

『よし、これで完璧だ』
   
『お父さん、お礼に私推敲してあげる』

娘は推敲の意味をわかっていない。が、しかし、父の新作の誤字をじっくりとチェックする。

『お父さんこれで完璧よ』

ベストセラーを記録した超大作を書いたのは、まぎれもなく娘の推敲力のおかげだった・・・。
 
その他
公開:19/01/23 00:33
更新:19/01/23 22:26
推敲と校正の意味逆転

ゆっち( 北海道 )

星新一さんを尊敬しています。ショートショート大好きです!『素数』(例えば2、3、5、7、11、13……)は、1と自分自身の数字でしか割り切れません。そんな素数の割り切れない気持ちと自分(私)の割り切れないやりきれない気持ちをすり合わせた日常を送っています。素数は無数に存在することから、連続性や永遠性をいつも妄想しています!

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