僕の好きな人

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定期的に僕は「ツチノコ」を探したくなる。朝、目が覚めて、隣で寝ている君におはようよりも先に「ツチノコ探しに行こ?」と言う。
僕はツチノコはいると思っている、と同時にそれと同じくらいツチノコなんていないと思ってる。
でも、君は、いつも、いつも、「おはよう」のあとに「いいよ」と言ってくれる。
僕は君のそこが大好きだった。
君は僕の世界一のワガママを聞いてくれる。
僕は君と一緒にツチノコを探す、どうしようもないくらいの当たり前でそれと同じくらい特別な毎日が好きだった。
君のおかげで僕は、当たり前な毎日が好きだった。
「それじゃ、この前は川原を探したから今日はあの、空き地を探しにいこうか」なんて言いながら僕は、朝食の準備をし始めた。
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公開:18/03/14 02:46

リョウスケ( 東京 )

1997

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声に出して読んでほしいです。


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